2009 年04 月21 日
古式ゆかしい風景
この週末、お隣の富山県五箇山までドライブしてきました。お目当は、世界遺産となっている合掌村。
駐車場からトンネルをくぐって辿り着いた先には・・・
立派な茅葺き屋根の合掌造りの家が見えてきました。
ここは、「菅沼集落」。
とんがり屋根を覆っている、分厚い萱の層は、見応えがありました。
一度、火事で焼失してしまっているため、一度建て直されたそうですが、
それでも、築120〜150年!
一番古い建物は、250年を超えると聞いて、さらにビックリ。
冬は雪に埋れる、五箇山の厳しい自然環境を受け止めながら、
人の暮らしを守ってきた、この大屋根。
先人の知恵は、自然と共に暮らしていたからこそ編み出されているんですね。
今でも、人の営みが感じられます。
世界遺産に認定されているので、外観は手が加えられないけれど、
屋内は、現代的な造りになっているんだとか。
特に気になるのがトイレですが、ちゃんと今どきの水洗なんですって。
見た目がこれだと、もしかして・・・と想像してもおかしくないですよね(失礼しました!!)。
集落の中には、お土産屋さんもありました。
昔ながらの「うわっぱりともんぺ」の飾り物。
これを着て集落を歩いたら、昔にタイムトリップしそうですね。
もう一つ「相倉合掌造り集落」にも行ってみました。
こちらも、山間の静かな場所ですね。
「五箇山」という名前は「五つの谷の間にある土地」「5(ご)ケ(か)谷(や)間(ま)」に
由来すると地元の方から聞いて、
「五つの山に囲まれた地」と思い込んでいた私の誤解が解けました。
初夏にかけて、五箇山では地元の民謡3つを同時に披露するお祭りなどが行われるそうです。
「とち餅」は、白峰の名物として知られていますが、
五箇山でも古くから食べてきた伝統食なんだとか。
石川県と隣り合った地域ですから、歴史や文化で似通った部分があって、
より身近に感じました。
他県で石川県のことを新たに知ることもあって、
まだまだ勉強が足りない!と痛感してしまいました。
学びの意欲も沸いてきて、よい休日となりました。
感謝です(^^)
投稿者:まるちゃん
at 20 :11| 日記