<< 前のエントリ | メイン | 次のエントリ >>
2009 年04 月21 日

古式ゆかしい風景

この週末、お隣の富山県五箇山までドライブしてきました。
お目当は、世界遺産となっている合掌村。
090420_1621~01
駐車場からトンネルをくぐって辿り着いた先には・・・
090420_1625~01
立派な茅葺き屋根の合掌造りの家が見えてきました。
ここは、「菅沼集落」。
とんがり屋根を覆っている、分厚い萱の層は、見応えがありました。
一度、火事で焼失してしまっているため、一度建て直されたそうですが、
それでも、築120〜150年!
一番古い建物は、250年を超えると聞いて、さらにビックリ。
冬は雪に埋れる、五箇山の厳しい自然環境を受け止めながら、
人の暮らしを守ってきた、この大屋根。
先人の知恵は、自然と共に暮らしていたからこそ編み出されているんですね。
090420_1628~03
今でも、人の営みが感じられます。
世界遺産に認定されているので、外観は手が加えられないけれど、
屋内は、現代的な造りになっているんだとか。
特に気になるのがトイレですが、ちゃんと今どきの水洗なんですって。
見た目がこれだと、もしかして・・・と想像してもおかしくないですよね(失礼しました!!)。
090420_1627~01
集落の中には、お土産屋さんもありました。
昔ながらの「うわっぱりともんぺ」の飾り物。
これを着て集落を歩いたら、昔にタイムトリップしそうですね。
090420_1733~01
もう一つ「相倉合掌造り集落」にも行ってみました。
こちらも、山間の静かな場所ですね。
「五箇山」という名前は「五つの谷の間にある土地」「5(ご)ケ(か)谷(や)間(ま)」に
由来すると地元の方から聞いて、
「五つの山に囲まれた地」と思い込んでいた私の誤解が解けました。

初夏にかけて、五箇山では地元の民謡3つを同時に披露するお祭りなどが行われるそうです。
「とち餅」は、白峰の名物として知られていますが、
五箇山でも古くから食べてきた伝統食なんだとか。
石川県と隣り合った地域ですから、歴史や文化で似通った部分があって、
より身近に感じました。

他県で石川県のことを新たに知ることもあって、
まだまだ勉強が足りない!と痛感してしまいました。
学びの意欲も沸いてきて、よい休日となりました。
感謝です(^^)

投稿者:まるちゃん
at 20 :11| 日記